未来大が法人化

update 2008/4/2 11:58

 公立はこだて未来大学(函館市亀田中野町)が1日から、公立大学法人(独立行政法人)として始動した。理事長に就任した中島秀之学長が職員の前で所信のあいさつを述べ、地域のニーズに応える大学運営を誓った。副理事長には岩田州夫教授が任命された。

 法人化により大学の裁量権や自由度が増し、企業会計方式の導入で民間的な経営ができる。教員は公務員の身分を離れるため、兼業ができるなどのメリットがある。理事長と学長を分離させない一体型で大学の運営に当たる。

 理事長と監事2人は大学設置者の函館圏公立大学広域連合長(西尾正範市長)が任命。副理事長と理事3人は中島理事長が任命した。理事長と学長の任期は4年。理事、監事の任期は2年。

 中島理事長は「地域の知の核となり、さらに地域から世界に情報発信を行う大学を目指したい」とのコメントを発表した。

 4日午前10時から、法人化後、初の入学式が開かれる。

 理事、監事は次の通り(敬称略)。

 ▽理事=小西修(同大副学長)、西濱晴二(同連合事務局長)、益田隆司(船井情報科学振興財団常勤理事)

 ▽監事=植松直(函館弁護士会副会長)、鎌田直善(鎌田公認会計士事務所所長)

提供 - 函館新聞社



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