函館市、給食の冷凍食品の一部で外国産・製造
update 2008/3/30 10:44
函館市立の小中学校の給食で今年1月から3月まで使用された冷凍食材のうち、外国産で製造加工地も外国だったのはアサリのむき身(中国産・中国加工)、サヤエンドウ(同)、グリーンピース(米国、ニュージーランド産・米国加工)の3品目だった。「食の安全」の関心が高まる中、市教委は可能な限り国内産や国内製造の食材の使用を心掛けている。
食材は献立に合わせて学校給食会が調達している。市教委保健給食課によると、野菜や果物は週単位、肉類は月単位、冷凍食品は学期単位で入札している。
食材は国内・地場産を優先しているが、すべてを賄うことは価格や数量の確保の面から難しく、冷凍食品の場合は一部で外国産や外国製造品を使用しているという。
サケカットやエビフライ、エビシューマイなどはアラスカやインドネシア、ベトナム産だが、国内で加工されたものを使用している。中国産の冷凍ギョーザ事件を受け、製造は国内だが材料の一部が中国産だった揚げギョーザは使用を中止した。
道内・地場産の冷凍食品はホタテやイカ、バラベーコン、タラ、イモコロッケなどがある。生鮮食品ではジャガイモやニンジン、ネギなどをできるだけ使用している。ただ、函館・道南のジャガイモはブランドで、一定の規格品をそろえる難しさもあり、他産地のものを使用することもある。
同課は「学校の給食試食会や意見交換会で、保護者から『安全・安心な食材を』との要望が寄せられており、今後も十分配慮していきたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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