道の「土砂災害警戒区域」に松前の7カ所を指定
update 2008/3/28 12:43
【松前】道は28日付で、土砂災害が発生する恐れのある「土砂災害警戒区域」に松前町内の7カ所を新たに指定した。今後、警戒避難体制の整備や建築物の構造規制などの各種対策を進める。函館土木現業所管内での指定は、今回で1市3町の計11カ所となる。
同区域指定は土砂災害防止法に基づき、土砂災害の危険性のある区域を明らかにし、必要な防止策を進めるのが目的。道では2002年度から実施し、今回で道内11市8町の計101カ所が指定された。
今回指定されたのは、大松前川流域の松前神明2、松前神明3、松前福山1、松前福山3、大松前左の沢川、大松前中の沢、郷土資料館沢川。対象面積は計10・17ヘクタールで、うち5カ所計3・35ヘクタールは危険性が特に高い「土砂災害特別警戒区域」に指定された。区域内の戸数は計17戸。
指定は05年8月の集中豪雨で大松前川がはんらんし、町内の郷土資料館が被害を受けたのをきっかけに、函館土現が町内の危険箇所を調査し、地元自治体の合意を得て行った。函館土現によると、1流域で7カ所同時の指定は全道で初めて。
函館土現治水課は「指定を契機に、土砂災害の危険性を認識してもらうため、周辺住民を対象にした避難訓練なども行いたい」としている。
提供 - 函館新聞社
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