新6年生がリーダー研修会…知内4小34人参加

update 2008/3/26 13:41

 【知内】4月から小学6年生となる知内町内の子どもたちに、最上級生としての自覚やリーダーシップの発揮力を身に付けてもらおうと、「子ども会リーダー養成講習会」(町教委主催)の事前研修会がこのほど、町中央公民館で開かれた。子どもたちは団体生活のマナーや注意点などを学び、「後輩から頼りにされる6年生に」と決意を新たにしていた。

 町内の4つの小学校に参加希望者を募り、ことしは例年以上に多い34人が参加した。町全体として5年生を対象に新学期直前、こうした講習会を実施するのは極めて珍しく、最上級生としての自覚を強く促す狙いがある。

 養成講習会は4月4、5の両日、函館市内の函館市青少年研修センター「ふるる函館」で行われる。子どもたちは寝食をともにし、専門家を招いた講演やグループ討議、レクリエーションの実技などで、リーダーが果たす役割について知識を深め、その資質向上を目指す。

 事前研修会では、はじめに生活班と学習班のグループを決め、町教委の松崎輝幸社会教育係長が「皆は4月から学校をまとめる最上級生。この研修会を自分の成長の糧に、また仲間との楽しい学校生活づくりのために生かしてほしい」と呼び掛けた。子どもたちは6班に分かれて班長などを決めた。

 講習会で使うパンフレットが配布され、「あいさつをきちんとする」「集合は余裕を持って5分前」「話をしっかり聞いて、大事なところは必ずメモを取る」など、子どもたちは講習の心構えの説明を受けた。さらに、学習活動の用意や食事の準備、寝室の掃除などを協力して行い、指導に当たる町教委の職員らの指示をきちんと聞くことを確認した。

 講習会の出発式で行う田中健一教育長へのあいさつ、宿泊施設でお礼の言葉を述べる代表児童を選ぶ場面では、「はい、わたしがやります」「緊張するけれど頑張ります」と自主的に手を挙げる子どもたちが多く、町教委職員も「ことしの参加者は積極的だ」と笑顔を見せていた。

 新・知内小の6年生になる大船友也君(11)は「後輩があこがれる、頼りになるリーダーになれるように頑張りたい」と声を弾ませていた。

提供 - 函館新聞社



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