3年連続1億突破…本年度の16市町税
update 2008/3/26 13:40
函館市を除く渡島、桧山両管内の1市16町で構成し、市町税の滞納整理を引き受ける一部事務組合「渡島・桧山地方税滞納整理機構」(事務所・渡島支庁内)の本年度の徴収額が、25日までに1億1100万円を超えた。1億円突破は3年連続。同機構では「財産調査や早期処分など着実な滞納処分の成果」としている。
同機構は、自治体単独では難しい滞納処理を担う専門機関として2004年4月に発足し、本年度から桧山管内7町が加わった。本年度は各市町から300人、3億3154万円の事案を引き受け、滞納者に納税催告書などを送付後、未返答者には差し押さえなどの処分を行っている。
徴収額のうち、8割に当たる約8600万円は自主納付、残りは預貯金、給与などを差し押さえる形での強制徴収だった。中には、個人経営の整骨院の診療報酬を差し押さえたケースもあったという。本年度の最終徴収額は前年度実績とほぼ同額の1億1200万円程度になる見込み。
同機構は「桧山管内が加わり、移動距離が長く時間が掛かる分、処分件数は伸びなかった。今後はサラ金業者への過払い金の返還請求なども着手したい」とし、徴収率の向上を目指している。
提供 - 函館新聞社
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