市政はこだて、宅配業者を1社に
update 2008/3/23 12:55
函館市は新年度から、新聞折り込み業者2社に委託している広報誌「市政はこだて」の配布業務を、1社にして重複配布を防ぐ。効率的に全戸配布することで、市広報課は「300万円以上の経費節減が図られる見通し」と話している。
市が委託している折り込み業者は、道内紙中心の業者と全国紙・函館新聞の業者の2社。チラシなどと一緒に入れているが、道内紙と全国紙などを購読している場合、市政はこだてが2部以上配られる家庭もある。新聞を購読していない世帯には道内紙折り込み業者の子会社が宅配している。
同課は「市民から配布漏れの連絡のほか、重複配布は経費の無駄、との指摘がある」と説明する。配布漏れは表札のない二世帯住宅や、配布は不要と連絡していたアパートの住民が転居し、新たな住民に届けられなかったケースなどさまざま。
市内にはフリーペーパーを全戸配布する業者も育ち、市のごみカレンダーなどの刊行物配布を受託している。入札で配布業者を選定する環境が整ったことから、市政はこだても入札した結果、道内紙の折り込み業者が落札したという。チラシなどと一緒に織り込まず、新聞に添える形で配布する。新聞を取っていない世帯には、業者の子会社と連携する予定。
市政はこだては3月号で13万5000部を発行。旧市内は12万4600部、旧4町村が約6000部で、残りは本庁舎や支所をはじめ公共施設に置いている。旧4町村は町内会で配っている。旧市内も配布が始まった1950年には町会で担っていたが、55年から徐々に新聞折り込みに移行したという。
提供 - 函館新聞社
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