情報公開、函館は中核市7位…オンブズマン全国調査

update 2008/3/22 12:22

 道南市民オンブズマンの大河内憲司代表は21日、全国市民オンブズマン連絡会議が実施した第12回全国情報公開度ランキングの結果を発表した。調査は都道府県・政令市・中核市に分けて行い、中核市35市中、函館市の情報公開度は7位だった。議会の政務調査費情報の公開度が最も高く、全体の評価を押し上げた。

 中核市の評価対象は市長部局と議会で、市長交際費や退職した課長級以上の再就職情報、政務調査費の使途、議会運営委員会などで99点満点。これに情報公開のコピー代などが17点で、合計116点満点。

 函館市は市長交際費が15点満点で10点、政務調査費は30点満点で23点、議会運営委員会の議事録などの情報が20点中15位だった。ただ、再就職先情報が24点満点で0点。市は特別職や管理職の退職者が2年以内に再就職した場合、市長に任意で報告する要綱を策定し、新年度から公表する。

 大河内代表は「手前みそだが、政務調査費はわれわれの活動に議会が対応した結果で、調査先の報告書を提出するなど函館は全国的にも評価が高い。ただ、再就職先の公表が0点なのが響いた。新年度から再就職先の公表が始まるので、来年は全体のランキングが上がることを期待している」と述べた。

 中核市の1位は岡崎市の81点で、旭川市と大分市が4位の70点。函館市は7位の65点、最下位は奈良市の24点だった。

 同連絡会議に加盟する約50の市民オンブズマンとメンバーが、昨年11月、一斉に各自治体へ情報公開請求し、その結果をランク付けした。今回初めて中核市の調査を実施した。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです