AEDを寄贈 町職員は全員研修へ 江差

update 2008/3/21 13:09

 【江差】町内のガソリンスタンドや燃料店などで組織する江差町危険物安全協会(橘俊久会長、会員24社)はこのほど、設立40周年記念事業の一環として、電気ショックで心拍を回復させる救命機材AED(自動体外式除細動器)を町に寄贈した。町は早速、役場庁舎1階にAEDを設置。新年度中にも約100人の職員全員がAED利用と救命救急の講習を受けて、心肺蘇生(そせい)の必要な患者が発生した場合の救命率向上に生かす考えだ。(松浦 純)

 橘会長と増田浩伸副会長が町役場を訪れ、AED1台(80万円相当)と収納ボックスなどを贈った。橘会長は「AEDで助かった人も多い。有効に活用してください」とあいさつ。濱谷一治町長は「職員全員がAEDで応急手当に対応できるようにしたい」と答えた。

 AEDは音声で電気ショックの要否や取り付け方法などを自動的に説明。講習を受けていない人でも使用は可能という。既に本年度、すべての町立小中学校にAEDを配備している。

 町役場への配備を前に、既に16人の町職員が実技講習に臨み、江差消防署員からAEDの使用方法や心臓マッサージ、人工呼吸などの心肺蘇生の救命講習を受けた。町は新年度の早い時期に、濱谷町長ら特別職を含む職員全員が講習に参加する方針。同消防署は「救急車が到着するまで平均5―6分掛かる。その間にAEDを活用した心肺蘇生を行うことで救命率は格段に高まる」と話し、有効活用に期待を寄せている。

提供 - 函館新聞社



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