経営努力求める声相次ぐ…恵山病院 地域説明会

update 2008/3/20 13:05

 函館市病院局(井上芳郎局長)は19日夜、市内日ノ浜町の日ノ浜会館で、先に示した恵山病院の収支見通しや改善策について地域説明会を開いた。同病院にかかわる説明会は2月19日に続き2回目で、約20人が出席。病院自らの経営努力を求める声が相次いだ。

 総務省の公立病院改革ガイドラインに基づき、病院事業を行う自治体は新年度中に「公立病院改革プラン」の策定が義務付けられている。その一環として同局では、函館、恵山、南茅部の3市立病院の経営健全化を進めていて、改善策や収支見通しを示している。

 恵山、南茅部病院については、現行の2病棟から1病棟にする方針で、恵山病院は療養病床40床、一般病床26床から、療養病床60床のみに移行する考え。恵山、南茅部2病院の統括機能を備えたセンター設置も検討していく。

 ただ、恵山病院の収支見通しは1病棟化による経費削減や人工透析患者の確保などで約7000万円の効果が期待できるものの、毎年度約1億6000万の財源不足が生じ、2012年度には約9億9000万円まで累積赤字が膨らむ状況となっている。

 出席者からは「病院内での努力が見られない」「病院が医業収益を上げるには、住民が信頼を寄せられるよう改善していく必要がある」などの意見が寄せられた。

 同局は「現状を勘案して案を策定した。皆さんの意見を集約してプランを策定したい」と答えた。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです