中国人向け観光ビザ緩和で一家が来函
update 2008/3/19 13:53
3月からの中国人に対する観光ビザの緩和措置の初適用となった家族3人が18日、函館入りした。五稜郭タワー(函館市五稜郭町43)では、市の関係者らが「ようこそ函館へ」の横断幕を掲げ、斉続暄さん(73)一家(北京市在住)を出迎えた。
従来の観光ビザは5―40人の団体を対象にしてきた。今回の措置は、対象者を一定の収入がある者とその家族の2、3人に変更することで、中国人の旅行客数の増加を図るとともに、2010年までに訪日外国人旅行者1000万人の達成を目指す「ビジット・ジャパン・キャンペーン」を推進するのが狙い。
訪れたのは斉さんと妻の王玉梅さん(58)、長男の斉賀さん(30)で、16日に来日し、17日に空路道内入り。18日は前日の宿泊先の登別市から七飯町の大沼公園に立ち寄った後、バスで函館入りした。
同タワーでは、備前悟市観光振興室長が「函館を楽しんでいってください」とあいさつ。記念品として、市や函館国際観光コンベンション協会、同タワーから、イカ墨で柄付けした手ぬぐいや、ホタテのくん製、扇子といった品々が贈られた。
斉さんらはこの日、赤レンガ倉庫群や函館山からの夜景などを楽しみ、19日は函館朝市を訪れた後、洞爺湖へ向かう。
北京で日本語教師を務める王さんは「人の親切に触れ、きれいな景色を楽しんでいきたい」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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