函館に流氷が登場

update 2008/3/19 13:52

 函館市末広町13の水産物卸販売「北村水産」(北村暢一社長)の店頭に、網走市から運ばれたオホーツク海の流氷が並んでいる。観光客らは流氷との予想外の“対面”に思わず足を止め、氷が解けるまでの期間限定の観光スポットを楽しんでいる。

 網走市出身の北村社長が「道東まで足を運ぶことのできない観光客にも、ぜひ本物の流氷に触れ欲しい」と実施。15日午後7時に北村社長自らがトラックで函館を出発し、網走の漁業関係者の協力でオホーツク海沿岸から流氷を直接採取。そのままとんぼ返りし、16日午後9時に函館に戻ってきた。

 運んだ流氷は大小合わせて6個。最大は幅140センチ、縦90センチ、高さ90センチ余で重さは推定500キロ。17日夕から店頭に並べると、早速買い物客らの注目の的に。神奈川県から函館観光に来た天沼裕二さん(22)は「まさか函館で流氷が見られるとは思っていなかった。神秘的なブルーの色合いが印象的」と喜んでいた。

 同社の田村貴代美部長は「ことしは気温が高いので解けるペースも早いが、3月いっぱいは楽しんでもらえるのでは」と話している。

提供 - 函館新聞社



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