自転車商戦始まる
update 2008/3/18 14:26
路面の雪もすっかり解け、日増しに春らしさが増す中、函館市内でも軽快に自転車を走らせる市民の姿が増え始めた。市内のホームセンターや百貨店には、通勤はもちろん、入学シーズンを控えて通学などに利用しようと、自転車を買い求める客が相次いでいる。各店によると、後方に荷台が付いた、いわゆる「ママチャリ」が圧倒的な人気で、新生活の準備を進める生徒や学生の購入が多いという。この自転車商戦は4月上旬までがピークとみられる。
市内石川町231のホーマックスーパーデポ石川店では、2月末から店内と屋内の2カ所で販売し、ピーク時には約530台の自転車を用意した。西嶋大志主任は「購入客の9割はママチャリを求め、車体はシルバーが人気」と話す。1万3000円前後の自転車が売れ筋。近年相次ぐ盗難被害を受けて、アルミ製やワイヤーなどの鍵も並んでいる。
ジャンボイエロー金堀店(市内金掘町1)では、店内入り口付近に常時150台ほどを並べ、1万円前後のママチャリが好調。斉藤秀雄主任は「5―6万円とやや高額だが、高齢者の体に優しい電動自転車も人気」と話す。「原油高の影響で自転車を購入する高齢者もいる」という。
鍵を掛けることでハンドル部分も固定され、運転操作ができない仕組みとなる「一発二錠」と呼ばれるユニークな自転車を販売するのは、市内梁川町1のテーオーデパート。店内4階特設会場では3月上旬から常時100台前後を展示。伊勢谷健主任は「昨年までは『どうせ盗まれるなら安い自転車を』という客が多かったが、盗難保険補償付き自転車や高額でも盗難防止機能付き自転車が好調」と話す。2―3万円ほどの自転車が売れ筋で、「中には自分の自転車がひと目で分かるようにと、あえて赤や青色の鮮やかな色の自転車を買い求める客もいる」としている。
提供 - 函館新聞社
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