中の川小 有終の美 ポスターの部6年連続入賞…道の「林野火災予防」コンクール

update 2008/3/17 13:10

 【知内】知内中の川小学校(佐藤一夫校長、児童21人)は、道が募集する「林野火災予防」を呼び掛けるポスターコンクールでことしも入賞を果たした。このうち6年生の西山りこさん(12)の作品は、渡島管内などで配布される火災予防啓発のポケットティッシュの表紙デザインとして採用される。採用は同校としては6年連続の快挙。知内小との統合による閉校を3月末に控える中、佐藤校長は「6年連続は大変立派。子どもたちと教員の頑張りが、高い評価につながった。子どもたちの自信となり励みにもなる」と喜んでいる。

 同コンクールは道が児童を対象に毎年開催。ポスターの部と標語の部で作品を募集し、ことしのポスター部門には818点(渡島63点)の応募があった。

 同校からは3―6年生の12人が応募。昨年4月に授業で山火事などの危険性を勉強して作品づくりに取り組み、5月に町内で開かれた「小学生防火美術展」でも、多くが入賞した。

 西山さんは2年前の秋に親戚の家で遊んでいたとき、近所で山火事に遭遇。「消防車のサイレンが聞こえてきて外に出たら、近くの山が燃えていた。『バチバチ』と音がして本当に恐かった」と振り返る。

 「火災から動物や美しい自然を守りたい」と、実際の山火事を目撃した経験を生かし、火災予防への思いを作品に込めた。作品は、林でポイ捨てされたタバコが大きな火柱になり、野原を焼きキツネやモグラが飛び逃げる様子を表現し、「山火事 注意」と大きな字で危険性を訴えた。

 指導にあたった佐々木誠教諭(31)は「内容については子どもたちの自主性を尊重した。山火事を身近な問題として考える良いきっかけになったはず」と話している。

 なお、同校児童の応募作品は2004、05、07年に道知事賞に輝き、道内の公共機関などに張られるポスターにもなっている。

提供 - 函館新聞社



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