「堂々」「緊張」16人全員合格…子ども歌舞伎オーディション
update 2008/3/17 13:09
今年で創立20周年を迎える函館子ども歌舞伎(市川団四郎さん)は16日、函館市芸術ホール(函館市五稜郭町37)で小学生を対象とした新人入団オーディションを10年ぶりに行い、希望者16人全員が見事に合格した。市川さんは「予想以上に多くの子どもたちが参加してくれてうれしい。20周年記念公演に向けてよいスタートが切れそうだ」と喜んでいた。
同歌舞伎は1989年に発足し、2年に一度の公演を行うとともに、全国各地のイベントにも数多く参加。今年1月にも沖縄県で行われた「杜(もり)の賑わい・沖縄」で「白浪五人男」を演じて高い評価を受けている。
現在の団員は小学生から高校生まで18人。今年は11月30日に函館市民会館での20周年記念公演を予定しており、団員の裾野を広げる目的で久しぶりとなるオーディションに踏み切った。
始めに小学生の現団員が本番同様の衣装と化粧で「白波五人男」を熱演。続いて16人の入団希望者がステージに上がり、現団員からセリフや演技の手ほどきを受けながら歌舞伎の雰囲気を味わった。
入団希望者の中には見よう見まねで堂々と演技をする子もいれば、緊張して泣き出す子など様々。それでも最終的には全員の合格が認められ、現団員も大勢の後輩の誕生を喜んでいた。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。