5年間で退職806人採用156人…新行革計画案

update 2008/3/14 13:24

 函館市の2008年度予算案を審査する市議会予算特別委員会(吉田崇仁委員長)が13日始まり、教育を除く総務常任委員会所管分を審議した。新年度から5カ年で職員650人を削減する新たな行財政改革で、市総務部は退職者と新規採用の予定人数を示した。5年間で806人の退職が見込まれ、採用を156人とすることで差し引き650人の削減とする。約3850人いる全職員を約3200人とすることを目指す。

 能登谷公氏(市民クラブ)への答弁。行政改革課によると、5年間で定年退職者が599人、定年を前に勇退する勧奨退職者と通常退職者を、過去の平均から年間40人程度とすることで、5年間に207人を見込んだ。

 職員の年齢構成に偏りが生じないよう可能な限り新規採用するが、それでも補充は5年間で156人にとどまる。小柏忠久総務部長は「650人の削減で各部局がどのぐらいの職員配置になるか、一定の推計を立てている。事務事業の見直しの中で実際の過不足に対応していく」と方針を述べた。

 能登谷氏は「職員を解雇して削減すると思っている市民が多い。退職者不補充とは、人口でいう“自然減”であることを周知すべき」と指摘。小柏部長も工夫して周知する考えを伝えた。

 また、消防本部も5年間の削減計画(全市650人に含まれる)を示した。定年退職者103人、採用を46人と見込むことで、現在より57人減員する内容。

 減員しても消防能力を落とさず市民の安全を確保するために、小西克男消防長は「5年間で的場支署と松陰出張所、古川出張所と戸井出張所、花園出張所と鍛治出張所の統合を予定している。署所の統合で署員をバランスよく配置したい」と述べた。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです