日新小・金澤君が金賞に…日本郵政コン「絵手紙部門」
update 2008/3/13 12:55
日本郵政の「第40回手紙作文コンクール」で、函館日新小3年の金澤幹(まさし)君(9)の作品が、絵手紙部門の金賞に輝いた。習っているそろばんを力強く描いた勢いのある作品で、約5万点中の上位48点に、小学生としては道内で唯一選ばれた。金澤君は「うれしい。これからもいろんな絵を描きたい」と喜んでいる。市内在住の神山照子さん(68)も同部門の銅賞に選ばれた。
同コンクールは手紙文化の振興を図り、文章表現での交流を通じて心豊かな子供らの育成を目的に毎年開催。今回は昨年7―9月に募集し、絵手紙部門には全国から計4万8129点が寄せられた。最高賞の文部科学大臣賞、郵便事業株式会社賞に各4点、3位の金賞に40人、銀賞に80点、銅賞に120点が選ばれた。
作品はそろばんを大きく描き、「段までいきたい」との文字を添えた。金澤君は3人兄弟の末っ子で、これまで兄の使い古したそろばんを使っていたが、壊れて新品を買ってもらったうれしさや期待を込めたという。
近所の水戸教子さん(59)が主宰する「珠算・書道教室」に就学前から通っており、趣味で絵手紙を続ける水戸さんに勧められ、勉強の合間に挑戦した。今はそろばん3級の試験を目指して特訓中で、「新しいそろばんで段までいきたいなと思って書いた。家族もすごいねと喜んでくれた」と話す。
神山さんは水戸さんが代表を務める絵手紙サークル「戸井きらきら星」のメンバー。銅賞の作品はニンジンの絵に「栄養満点」などとつづったもので、「(受賞は)信じられない。絵は苦手だけど、続けるうちに描く意欲も沸いてきたので、賞を励みに今後も頑張りたい」と笑顔で話す。
日本郵政の絵手紙コンクールには03年から水戸さんが3度、同サークルメンバーも1度入選しており、今回のダブル受賞に、水戸さんは「とにかくびっくり。絵手紙は自分の思いが素直に表現できるのが魅力。今後も仲間づくりとして楽しみたい」と話している。
提供 - 函館新聞社
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