「子どもプロジェクト」児童が町長に10年後の厚沢部提言
update 2008/3/8 11:17
【厚沢部】厚沢部小学校(澤田卓校長、児童134人)の6年生20人が総合学習の一環で、観光、農産物、商店街など6つのグループに分かれて、町を活性化させるアイデアを話し合う「厚沢部未来子どもプロジェクト」に取り組んだ。7日に町役場を訪れた児童は、渋田正己町長と笹谷勝博副町長に改革案を提示。渋田町長は「皆さんの願いを1つでもかなえられるよう努力したい」と述べた。
子供たちは2学期後半からグループに分かれて、町の現状や課題を分析。町役場などでアドバイスを受けながら、10年後の厚沢部に明るい未来が訪れるよう、まちを元気づけるためのプランを練ってきた。
「少子高齢化」グループは、学校行事などに高齢者を招待したり、昔の遊びを教わる授業を設けるべきとし、「観光」グループは特産の黒豆、大豆、小豆をPRするため、3人のヒーローをイメージしたキャラクターを考案。「イベント」グループは伝統の郷土食を生かした郷土料理対決のイベント開催、「農産物」グループは黒豆を生かした新商品開発、町内産農産物のセット販売などを提案した。
「商店街」グループは、拡幅整備が進む新町商店街について「花を植えたりイメージカラーを統一して明るい商店街にして欲しい」と提言。「予算」グループも「国道沿いの街灯が明るすぎてもったいない」と指摘、街灯の効率的な整備を求めた。
渋田町長は「ユニークな意見が数多くあった。生かせる案は目に見える形でどんどん実現したい」と約束。6年生の担任の阿部さゆり教諭は「町を良くするアイデアを全員で考え、町長さんに提言できたのは良い経験になった」と話していた。
提供 - 函館新聞社
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