北大COE市民公開講座、海洋研究の成果紹介
update 2008/3/7 12:22
市民公開講座「水産科学シーズによる地域振興の新しいかたち」(北大21世紀COEプログラム「海洋生命統御による食料生産の革新」主催)が6日、函館国際ホテルで開かれた。文部科学省による地域振興への取り組み概要の紹介や、北大COEの研究成果から産業シーズ(種)が紹介された。
21世紀COE(センター・オブ・エクセレンス卓越した研究拠点)プログラムは、文科省が2004―08年度の5カ年かけて行う事業。世界に通用する研究教育拠点を形成する目的がある。函館市内や近郊の企業や官公庁の職員、学生ら約60人が参加した。
文科省科学技術・学術政策局の柿沢雄二さんが「科学技術による地域の活性化について」と題して講演。同プログラムの研究成果の産業シーズとして、北大の3教授が発表した。
「オンリーワンでナンバーワンを目指した水産資源の活用」を発表した宮下和夫教授は、アカモクやウガノモクなどの未利用海藻に多く含まれる物質「フコクサンチン」を「脂肪を燃焼させ、血糖値を下げる」と紹介。「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の予防に使用したり、抽出後の廃棄物はバイオエネルギーとして活用できる」とした。
提供 - 函館新聞社
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