市議会定例会/新年度から部局運営方針を導入
update 2008/3/6 15:57
第1回函館市議会定例会は4日、個人質問を続行し、5氏が市側の考えをただした。西尾正範市長は、新年度からの組織機構の見直しに伴い、各部局長が1年間の目標や方針を定める「部局運営方針」を策定させる考えを示した。西尾市長は「目標設定による管理手法は、職員一人ひとりの役割の明確化や意欲向上につながる有効な手法」と述べた。
井田範行氏(市民クラブ)の質問に答えた。井田氏は、新年度からの大規模な組織機構の見直しや、歳出抑制のためにも効率的な行政運営が必要であるとし、「成果を見極めるためにも、数値目標などを盛り込んだ行動目標を作成し、取り組むことが必要だ」と述べた。
本年度、試行的に導入した総務部の部局運営方針の事例では、西尾市長のマニフェストや市政執行方針に基づき、小柏忠久総務部長が各職員から意見を交えて、部内の行動指針や施策推進に向けた個別の課題について策定。部長自らの考え方を直接部下に伝えることで、目標の共有を図り、各課ごとに取り組むべき課題や各職員の役割分担を明確にした。
新年度からは、各部局に同様の手法を導入。年度途中には中間評価を行い、効率よい行政運営につなげるとしている。ただし、業務によっては明確に数値化できない目標もあり、達成の度合いよりも業務遂行の過程に重点を置いた評価をする考え。
西尾市長は、新設する理事の下で、職員の意欲向上のため、研修制度の充実や人事評価制度の本格的な導入などに取り組む考えを示した。
このほか、小谷野千代子氏(公明党)、丸尾隆子氏(共産党)、小山直子氏(民主・市民ネット)、浜野幸子氏(新生クラブ)が質問した。
提供 - 函館新聞社
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