小中学校の給食費値上げへ…市議会

update 2008/3/5 14:02

 第1回函館市議会定例会は4日、代表質問に2会派、一般質問に2氏が立った。多賀谷智教育長は、小中学校の新年度の給食費を改定し、7―8%引き上げる方針を明らかにした。

 道畑克雄氏(民主・市民ネット)の質問に答えた。

 給食費の改定は2000年度以来8年ぶり。市立小中学校64校が対象で、新年度からの給食費は1食当たり236円、中学校が298円と、それぞれ現行の料金よりも17円、20円の値上り。

 年間では小学校が4万3120円(1、6年)、4万3830円(2―5年)に、中学校が5万1590円(3年)、5万3970円(1、2年)になる見通しで、3200円から3500円の負担増となる。

 主食となる米や小麦などの販売価格が値上りしたほか、昨年2月にパンの原料となる小麦粉を外国産から道産に変更した際、道給食会が道産品の消費拡大を目的に各市町村に行っていた補助が新年度から廃止となることが主な要因。

 市内の学校給食の主食については、米食を週3回、パンを週2回提供。パン(1個)は約5円増、米飯(1食)、牛乳(1パック)は約1円増の費用負担となる見通し。給食費の改定をめぐっては、昨年12月から学校長やPTA役員らで構成する市学校給食運営協議会で審議し、2月25日に市教委で定めた改定案に合意した。

 多賀谷教育長は「学校給食で使用する各種の食材が値上がりしており、現在の給食費で対応することが難しい状況」と経緯を説明した。

 このほか瀬尾保雄氏(公明党)と高橋佳大氏(共産党)が代表質問、出村勝彦氏(新生クラブ)が一般質問した。

提供 - 函館新聞社



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