函館市の雪 平年の半分…気温は平年並み
update 2008/3/4 12:24
函館海洋気象台は3日、管内の2月と、昨年12月から今年2月までの冬期間の気象状況をまとめた。2月の平均気温は、函館で氷点下2・4度(平年比0・1度高)、江差で同0・9度(同0・1度低)と平年並み。冬期3カ月間の平均気温も、函館で同2・0(同0・1度低)、江差で同0・1度(平年と同じ)で平年並みだった。1月中旬に冬型の低気圧が強まった影響で冷え込んだものの、そのほかは冬型の気圧配置になりにくかったことや、低気圧の接近や気圧の谷の影響で寒暖の差が大きくなり冷え込みは続かず、寒さは平年並みとなった。
今冬は、12月から1月上旬までは冬型の気圧配置になる日が少なかったが、1月中旬からシベリア高気圧が北日本方面に張り出したため、冬型の気圧配置となる日が多かった。函館では1月16日から21日まで連日、最低気温が氷点下10度を下回る厳しい寒さに見舞われた。
この期間を中心に函館市内では、水道の凍結が多く発生した。市水道局によると、今冬の水道凍結件数は、12月が1件、1月が775件、2月は27日現在で66件。1月だけで2005年度の12―2月合計の660件を超えた。
また、道警函館方面本部交通課によると、1月の人身事故件数は164件で、このうち、スリップや、わだちによるハンドル操作の誤り、視界不良などに起因する冬型事故は65件で昨年より7件増。今冬は各月で平年より増加していた。
冬期間の降雪量は、函館で236センチ(平年比73センチ少)、江差で150センチ(同148センチ少)でともにかなり少なかった。江差は2月の降雪が54センチで平年(101センチ)の約半分だった。函館では12月5、6日、2月14、15日に10センチ以上の降雪が続いた程度だった。管内では長万部で多かったものの、ほかの地域は平年並みか少なかった。
提供 - 函館新聞社
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