「町会、学校…どんどん呼んで」…北大水産学部応援団
update 2008/3/3 09:49
部員減少による廃部の危機を脱した北大水産学部の応援団(山東龍団長、団員9人)はことし、「地域とのふれ合い」をテーマにした活動を展開することを決めた。これまでの学内での応援活動に加え、市内の学校や福祉施設などを訪問して応援を披露したり、函館港まつりのパレードに出場する計画。山東団長は「たくさんの人を応援するなかで、応援団や水産学部のことを知ってもらえたら」と期待している。
「フレー、フレー」―。練習は月―金曜日の昼に30分と、週に2回は2時間。敷地内の講堂前の屋外で、季節に関係なく声を出す。辺りに響く腹の底からの声や、巨大な団旗を支える様子が力強い。
同学部応援団は函館市内の大学では唯一の存在。2006年には部員1人にまで減少し、一時は存続さえも危ぶまれたが、昨年一気に部員数を増やし、復活した。その後は同学部の創期100周年記念式典の晴れ舞台をはじめ、練習船の出港時などの応援で、存在感を増してきた。
現在36代目で、2月中旬からこの体制となった。山東団長はこのとき新団長に就任。「勢いに乗るようにして、団を発展させたい」と考え、学外での活動にも着手することに。「若者には元気な応援振りを知ってもらい、高齢者には昔を懐かしんでほしい。また今の学生は元気でないとよく言われるが、実はそうではない所を見せたい」と意気込む。
応援を披露する場は今後、団員の人脈などから探していくが、さまざまな団体からの招請にも柔軟に応じる。「町会のお祭りや学校の勉強の場でも大歓迎。どんどん呼んでください」と話している。
さらに、以前は応援に使われていたはかまの復活も狙う。応援するときの服装は現在、つめ襟の学生服を使用しているが、最近のOBとの対話で、役割などによってはかまも使い分けていたことが分かったためだ。しかし資金面などで苦労している。このため使わなくなったはかまの寄付も募っている。
同団への問い合わせは北大水産学部TEL0138・40・5604。
提供 - 函館新聞社
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