全商の検定 3種目以上1級合格者…函商高卒業生全道2位

update 2008/3/1 15:44

 函館商業高校(三浦法久校長)の本年度卒業生が、全国商業高校協会(全商)主催の検定試験で、同校としては過去最高の76人が3種目以上1級合格者となった。学校別合格者数は全道では2位。さらに、小松智行君は、全道最多の7種目で1級を取得。三浦校長は「教員と生徒が一丸となって取り組んできた成果が現れてきた」と喜んでいる。

 全商の検定試験は(1)簿記実務(2)商業経済(3)ワープロ実務(4)珠算実務(5)電卓実務(6)情報処理(ビジネス情報部門)(7)同(プログラミング部門)(8)英語の8種類。高校卒業までに3種目以上を取得すると、全商から表彰を受ける。

 道内で本年度、3種目以上で1級を取得したのは543人。学校別の合格者数が最も多かったのは札幌東商業高の90人。函館商業は数年前から補習の充実や生徒の意識改革などに取り組んできた結果、2005年度卒業生の20人から、06年度は52人、本年度は76人と伸ばしてきた。種目別合格者数は7種目1人、5種目7人、4種目22人、3種目46人だった。卒業生は全日制が231人、定時制は13人。

 本年度の7種目合格は全道でも5人しかおらず、8種目は該当者なしだった。7種目合格した小松君は、小学校4年から珠算を習っていた強みを生かし、珠算実務1級を1年生で取得。着々と勉強を重ねては試験を受けてきた。特に熱中したのが情報処理プログラミング部門。「ひたすら突き詰めて勉強していたら1級の力がついていた。将来はプログラマーになりたい」と話す。校内に6種目以上の取得者がいないことに「ライバルがいなかったので、皆にもっと頑張ってほしかった」と振り返る。

 学校始まって以来の快挙に三浦校長は「わが校は専門高校(職業高校)として、地域に人材を輩出しなければならない使命を持っている。このいきおいを保ち、来年度以降も優秀な生徒を増やしたい」と意気込んでいる。(小泉まや)

 同校で5種目を取得した生徒は次の通り。(敬称略)

 伊藤伸悟、森本有紀、谷口勇太、田畑海、木村菜摘、溝井智美、内山香衣

提供 - 函館新聞社



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