「安全な地域社会目指す」…道警函本 大江新本部長が着任会見

update 2008/2/27 16:44

 25日付で着任した道警函館方面本部の大江宜信本部長(58)=警視長=が26日、同本部で記者会見し、「函館方面管内9署1000余名の警察職員の総力を挙げ、安全で安心できる地域社会の実現を目指したい」と抱負を語った。警察庁人事で道警函本の新本部長が就任するのは35年ぶり。

 大江本部長は京都府出身。1969年に京都府警入り。大阪府警本部警備部外事課長、内閣事務官(内閣官房内閣情報調査室)、秋田県警本部警務部長、兵庫県警本部警備部長など主に警備畑を歩み、前任は警察庁長官官房人事課監察官。

 7月に開かれる北海道洞爺湖サミットについて「函館は洞爺湖に近く、北海道の玄関口。テロの発生を想定した実戦的な訓練を行い、関係団体と連携しながら諸対策に取り組みたい」と強調。重点課題に2006年12月に発生したタクシー運転手強盗殺人事件の早期解決や、交通死亡事故の抑止対策の強化などを挙げた。

 初の道内勤務となった函館の印象については「北海道の開拓の先駆けであり、文化と伝統にはぐくまれた風光明美な町」と述べ、「マイカーで名所旧跡や温泉を巡り、函館の風に触れてみたい。もちろん事故には留意する」と締めくくった。

提供 - 函館新聞社



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