減資と社長退任を了承…エアトランセ
update 2008/2/23 10:34
地域コミューター航空のエアトランセ(函館市高松町511)は22日、同社で臨時株主総会を開き、減資による損失補てんと、中山淑惇社長の退任が承認された。このほか、運休していた函館―女満別線を4月21日に運航再開することが明らかとなった。
同社は、07年3月期決算で当期未処理損失が27億6100万円に上っており、財務体質を健全化などを図るため、資本金を8億5050万円から8500万円にした減額分と、資本準備金7億5050万円の全額をその他利益剰余金に振り替え、繰越欠損を解消する。実施は3月31日を予定。
減資に伴う中山社長の引責を受けて、新たな取締役として、2004年9月―05年6月に同社の取締役を務めた才式祐久氏(39)を再任。後任の社長については、総会後の役員会で、代表権を持つ江村林香会長が兼任することが決まった。
経営の立て直しに向けた増資について、江村会長によると、12、1月に既存株主4社から1億2000万円を調達済みで、2、3月には新規株主4社からの8000万円をさらに上乗せする見通し。
また、昨年9月末から運休していた函館―女満別線は、4月21日から乗り合い便で1日1往復の運航を予定している。
提供 - 函館新聞社
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