医療ルネサンスフォーラム、「メタボ」テーマに

update 2008/2/22 15:28

 メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)をテーマにした「医療ルネサンス北海道フォーラム」(道国民健康保険団体連合会、読売新聞北海道支社主催)が21日、函館ハーバービューホテルで開かれた。道南各地から主婦を中心に約180人が参加。特定医療法人社団高橋病院(函館)の筒井理裕副院長が「メタボリックシンドローム―生活習慣をちょっと変えよう」と題し基調講演したほか、パネルディスカッションで筒井さんのほか、八雲総合病院の成田征司さん、道渡島保健所の近江孝典さんが予防や対策について語り合った。

 基調講演で筒井さんは、体脂肪の蓄積には内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の2つがあり、内臓脂肪型が同症候群に通じ、命にかかわる心疾患や脳卒中の発生率が高くなると指摘。生活習慣の改善で内臓脂肪を減らすことができるとし、生活の見直しが必要と説いた。

 生活面では食事・栄養、運動・生活活動、ストレス、喫煙、禁酒について説明。「早食いは大食いにつながる」などと話し、カロリーや塩分に気を配った食事を勧め、「すべてを変えるのではなく、一つからでも取り組んでもらえれば」とした。

 パネルディスカッションでは、成田さんが生活活動について「孫と遊ぶことも一つ。元気な自分を想像し、仲間を増やしながら続けてほしい」と話した。近江さんは栄養について「肥満は一日にしてならず。食事は主食、副食などでバランスを考えて」と、バランスを紹介したガイド表を説明した。

 参加者は家庭で取り組もうと、メモを取るなどしていた。八雲町の主婦は「体脂肪蓄積で違う認識を持っていたので正しいことが分かった」とし、木古内町の主婦は「外食が多い主人のため弁当を作るようにする」、函館市川原町の主婦は「食事、運動とも継続できることから取り組みたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社



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