木古内の江差線 JRまたレール破断

update 2008/2/21 16:15

 【木古内】20日午前7時5分ごろ、木古内町大平62のJR江差線・札苅―木古内駅間で、列車の運行管理システムが異常を感知し、レールの一部が破断しているのが見つかった。補修作業のため上磯―木古内駅間が約2時間にわたって不通となり、後続の列車に運休や遅れなど影響が出た。レールの破断は道南では初めてで、昨年12月に千歳線で同様の破断が2件発生したのを受け、JR北海道が道内のレールを緊急点検したばかり。

 JR北海道函館支社によると、破断したのは木古内駅から約2キロ函館よりの地点で、レールに最大で約20ミリのすき間ができた。このため、実際に列車が運行していないのにこの区間の信号機が赤のままとなるトラブルが起きたという。

 同支社の職員が破損個所を添え木で固定するなど応急処置を取り、同9時5分ごろ、運転を再開。この影響で函館午前7時発八戸行きの特急「スーパー白鳥10号」など8本が最大約1時間半遅れ、約400人に影響が出た。

 同社は、車輪のスリップなどで生じたレール内部の傷に荷重が掛かったのが原因とみて調べている。今回破断したレールは1985年1月に設置され、同社の係員が8日ごとに目視での点検を実施。12日の点検では異常なかったという。昨年12月に千歳線で発生した線路の破断トラブル発生後、同社が緊急点検した約3900個所に、今回の地点は含まれていなかった。

提供 - 函館新聞社



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