国保料 年888円値上げ…函館市

update 2008/2/20 16:48

 函館市の新年度の国民健康保険料金(国保料)が19日までに、大筋でまとまった。市国保年金課によると、制度改正に伴い、1人当たりの平均保険料(年額)は本年度と比べ888円増(0・86%増)の10万3890円となる見通し。

 国保料は本年度までは医療給付費分と介護納付金分の2本立ての構成だったが、新年度からの後期高齢者医療制度導入で新たに後期高齢者支援金が創設され、3本立ての構成となる。

 新年度の市の被保険者数見込みは8万965人。1人当たりの医療給付費分の賦課額は、75歳以上が後期高齢者医療制度に移行することなどから、本年度(制度改正後の一般保険者で算定)と比較して17・5%引き下げの6万6806円となるが、後期高齢者支援金として1人当たり1万6601円の負担となり、介護納付金は本年度比6・98%引き下げの2万2021円となる。

 市の新年度の国保事業会計予算案の総額は本年度当初予算と比べ28億8454万減(8・1%減)の329億3953万円。被保険者の医療費などに充てる保険給付費を229億9930万、後期高齢者支援金などに30億6848万、4月から始まる特定健診事業費に9498万円を見積もった。27日開会予定の市議会定例会に提案する。

提供 - 函館新聞社



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