温暖化防止訴えサンドメッセージ…NPO法人とラ・サール高

update 2008/2/17 14:33

 7月に開かれる北海道洞爺湖サミット(G8)に向け、環境問題に取り組むNPO法人(特定非営利活動法人)「南北海道自然エネルギープロジェクト」(ピーター・ハウレット代表)と函館ラ・サール高校環境問題研究会(田中信洋会長)は16日、函館市湯川町の市営熱帯植物園裏の大森浜にサンドメッセージ「G8KYOTO20/20」を制作。地球温暖化防止を訴えた。

 同研究会は例年この活動を続けており、ことしは一般市民の参加も募った。浜には全会員と市民ら合わせて約25人が集まり、午後1時ごろから2時間半ほど作業。直径45センチのざるにスコップなどを使って海水を含んだ海辺の砂を入れ、約200杯分で文字を作った。

 20/20は、2020年に国内全電力の20%を太陽光など自然エネルギーに転換することを目標にした「自然エネルギー20/20キャンペーン」(実行委主催)をG8関係者にPRする狙いがある。砂文字は雪が積もった浜にきれいに浮かび上がり、参加者は作業用具を頭上高く掲げて完成を喜び合った。田中会長は「一人でも多くの人にこのメッセージを見てもらい、アイドリングストップなど、自分の身の回りでできることから温暖化防止に取り組んでほしい」と話していた。

 さらに同プロジェクトは27日午後6時半から、同市大森町のサン・リフレ函館でフォーラム「G8環境サミットに向けて私たちのできること!」を開催する。参加費500円。問い合わせは同プロジェクト事務局TEL080・5590・4117。

提供 - 函館新聞社



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