「大澗」「のばら」統合…函館市、10年度の開園目指す

update 2008/2/17 14:32

 函館市は新年度から、恵山地区の「大澗保育園」(定員90人)と椴法華地区の「のばら保育園」(同60人)を統合する整備事業に着手する。統合園の建設場所は、両保育園のほぼ中間点となる市営日の浜第2団地敷地内(日の浜町172)の市有地を予定。総事業費は約2億7600万円で、2008年度から2年間で整備し、10年4月の開園を目指す。新年度予算案に設計費など1190万円を盛り込んだ。

 大澗、のばら両保育園はともに木造平屋で、築35年ほど経過。老朽化が著しく、両保育園の建て替えは、合併前の旧町村時からの懸案事項だった。合併建設計画にはそれぞれの整備費用を計上し、新市誕生後に対応を検討していた。

 大澗保育園については、当初、閉校した小学校の空き校舎に移転する方向で検討を進めていたが、校舎が保育園の活用になじまず新築を再検討。のばら保育園についても、園児の定員割れが続いていたこともあり、庁内で協議した結果、両保育園を統合し、新築することでまとまった。

 両地区とも過疎化が進み、子どもの増加が将来的に見込まれない状況。市は統合後の新保育園を「認定子ども園」として運営していく方針で、地域子育て支援センター(子育てサロン)を併設し、就学前の幼児の教育・保育環境の維持に努めていく考えだ。

 統合後の園児の定数は60人。園児の通園については、大澗保育園で運行している送迎バスを活用し、運行区間を椴法華地区まで延長するなどして対応していく。

 市福祉部は「整備については、地域住民の意見、要望を踏まえながら具体的な内容を協議していきたい」としている。

提供 - 函館新聞社



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