ロシア極東大で伝統行事「マースレニツァ」

update 2008/2/16 14:37

 「さぁ、春よ来い!」寒い冬を追い払い、暖かな春を迎えるロシアの伝統行事「マースレニッツァ」が15日、函館市元町14のロシア極東大函館校の駐車場で行われた。冬を象徴する「モレーナ」(わら人形)を燃やし、太陽のシンボル「ブリヌイ」(ロシア風クレープ)を食べて“春の訪れ”を祝った。

 「マースレニッツァ」は謝肉祭に当たる農民の祭りで、ロシアではわら人形を担いで陽気に練り歩き、ブリヌイを食べて歌や演劇を楽しみ、わら人形を燃やして灰を畑にまくという。

 この日は学生や職員ら70人が参加。来函中のロシア政府高官、サフォーノフ・オレグ極東連邦管区大統領全権代表らが同校の視察に訪れた中、学生や教員たちが仮装し、モレーナを囲んで冬を楽しむ「クマ」や「ウシ」を、春を呼ぶ「太陽」が追い払うという寸劇を披露。モレーナに火を付け、冬の終えんを見届けた。

提供 - 函館新聞社



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