支庁再編 条例提案先送りを表明 高橋知事
update 2008/2/16 14:36
【札幌】高橋はるみ知事は15日、札幌の道庁内で開いた定例記者会見で、26日開会予定の第1回定例道議会への提案を目指していた、支庁制度改革関連の条例提案を見送る方針を正式表明した。今後の提案時期は明言を避けたが、道は具体的な地域振興策や支庁統廃合後に設置する「振興局(仮称)」の役割や機能について議論を深め、檜山支庁統廃合に反対する江差町など、廃止対象の支庁所在地の理解を得た上で、6月の第2回定例会をめどに提案のタイミングを探る考えだ。
会見で高橋知事は「支庁再編は最重要課題。不退転の決意を大前提に、議会や諸方面の理解を求める」と述べた。その上で「改革に伴う(江差町など支庁廃止対象の)4市町の不安などに対して振興策を提示して理解を求めていく」との考えを示した。
昨年11月末に公表した支庁再編の具体案「新しい支庁の姿(原案)」については、4日の道州制・地方分権改革等推進調査特別委員会での集中審議や地域意見交換会の結果をもとに論点を整理して成案化を図り、第1回定例会に提示する方針を明らかにした。
支庁再編をめぐっては14日、道議会最大会派で知事与党の自民党・道民会議が、会派内に設けた支庁制度改革検討協議会(神戸典臣会長)で、道の条例提案を容認しない方針を決定。道側が提案に踏み切っても条例の成立は困難な状況になっていた。
提供 - 函館新聞社
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