ロ大統領訪問に期待 きょう全権大使へ要請…西尾市長

update 2008/2/14 15:05

 ロシア大統領府のサフォーノフ・オレグ極東連邦管区大統領全権代表ら一行6人が14日、函館市の西尾正範市長を訪問する。西尾市長は7月の北海道洞爺湖サミットに合わせたロシア大統領の訪問を期待。サフォーノフ全権大使に訪問を要請する。

 サフォーノフ全権大使らは、日本の教育制度の視察を目的に函館入り。15日にロシア極東大函館校で開かれるロシアの祭り「マースレニッツア」で行われる弁論大会などを視察する予定。本国から全権大使をはじめ、同全権代表部のワシーリエワ・ナタリヤ副代表ら5人と、在札幌ロシア総領事館のシェフチュク・レオニード総領事が同行する。

 市はこれまで、サミット参加国の中でロシアとフランスの首脳や政府関係者の訪問を要請している。箱館開港後、ロシアは日本初の領事館を函館に開設したほか、市内にはハリストス正教会やロシア総領事館函館事務所、極東大函館校などがあり友好関係も深い。

 西尾市長は13日、「全権大使一行の訪問を喜ばしく思い、極東大函館校をはじめロシアゆかりの地を訪問いただき、函館とロシアの交流への理解を深めてもらいたい。ロシアの大統領の来函が実現できるよう、今後も要請活動に鋭意、努力したい」との談話を発表した。

 3月のロシア大統領選挙では、引退するプーチン大統領から事実上の後継指名を受けた第1副首相の当選が確実視されている。

提供 - 函館新聞社



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