函館巴LCが「男の料理会結成」
update 2008/2/14 15:05
函館巴ライオンズクラブ(小林伊佐夫会長)に所属する男性メンバー16人がこのほど、60歳以上を対象にした「巴 男の料理会」(野口等会長)を立ち上げた。妻や外食に頼る生活を改め、材料の買い出しから学び、健康増進を心掛け、“自立した老後”を送ろうというのが狙い。3月26日午後6時から、市総合福祉センター(同市若松町)で1回目の会を開催する。同料理会では入会希望者も募っている。
同料理会は、高齢者の健康維持と地域社会の生活、文化、福祉の向上に積極的に奉仕するのが目的。事務局を務める山岸克良さんは「これまで当たり前のように妻に料理を任せていたため、ほとんどのメンバーは全く料理ができない」とした上で、「60歳を超え、老後について考えはじめたときに、妻がいなくては食事の準備もできず、生活がままならないような男性が続出してしまう」と、発足の背景を語る。
料理会は、3、5、7、9、11月の計5回開く計画で、元国際ホテルの料理長、伊藤眞悟さんが講師を務める。メニューの考案はもちろん、材料の買い出しから調理まで、伊藤さんの指導で技術の習得に励む。料理実習後には参加者全員で講評し合う。
食事の用意や健康管理を長年続けてくれている妻への感謝の気持ちを込めて、実習1年後にはそれぞれの妻を招いた「試食会」も実施する予定だ。山岸さんは「妻たちから1年間の評価を受け、料理の腕前が合格に達した後には、社会奉仕の一環として老人施設や福祉施設などを訪問したい。自立を目指す熱い志を持ったメンバーで、“男の手料理”を提供したい」と張り切っている。
会費は1万円で、60歳以上が対象。入会希望者は山岸さんTEL0138・57・0427へ。
提供 - 函館新聞社
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