10月18日から23日間…オンパクの概要決定

update 2008/2/14 15:05

 はこだて湯の川オンパク実行委員会は13日、2008年の「第4回はこだて湯の川オンパク(はこだて湯の川温泉泊覧会)」の実施概要を発表した。ことしは10月18日から11月9日までの23日間に約70のプログラムを用意。春秋2回から1回開催に集約し、開催期間も過去3回の16日間から1週間延長した。刈田眞司委員長は「年1回の開催にすることで、より中身の濃いプログラムをまとめ、多くの参加者に対応できるようにしたい」と話している。

 オンパクは湯の川温泉街の活性化や再発見を目的に、大分県別府市のオンパク実施のノウハウを取り入れて06年10月に開催。昨年は春と秋の2回開いた。過去3回の参加者数は約8400人を数える。

 事務局が過去の傾向を検証した結果、手ごろな値段で食事を楽しめるメニューや香雪園の紅葉めぐりなどの散策系、旅館のおかみが出演する温泉地ならではの催しなどが人気を集めた。また、開催期間が短く、同一時間帯に複数プログラムが重なることから、期間延長を求める声が高まっていた。一方、カルチャー講座などは振るわないため、「人気、不人気の傾向を基に、プログラムを整理し、さらに付加価値を付けるなど、中身の充実を図りたい」としている。

 オンパク期間外の新たな取り組みとして、昨年実施した湯の川温泉街周辺の飲食店などを巡る「ゆのぶら」を7月4日から1週間開催。各旅館・ホテルには「ゆのぶらマップ」を常設配置し、地域商店街の活性化につなげる。すでにポータルサイト「函館タイケン観光案内所」でも受け付けている「いつでもオンパク」のメニューを、宿泊客を対象に翌日に提供できる体制を今春までに整える。このほか、毎月1回程度、季節感をテーマとした「マンスリーオンパク」を展開する予定。

 刈田委員長は「旅行会社などからも、オンパクの取り組みへの関心が高い。湯の川の競争力を高めていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社



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