北斗市、支払督促申し立て…給食費滞納
update 2008/2/13 13:00
【北斗】学校給食費滞納が全国的に問題になる中、北斗市は12日、学校給食費の滞納者で納付能力があると思われる2005年度、06年度の滞納者2世帯を対象に、函館簡裁に「支払督促」を申し立てた。2世帯(小学生1人、中学生1人)の両年度と本年度1月末までの滞納総額は19万8100円で、市は「強い態度で臨みたい」としている。渡島管内で学校給食費滞納に伴う法的措置は初めて。
07年当初で、05、06の両年度の滞納繰り越しは1463万円(284世帯)と市内約3600世帯の1割弱に上り、市は督促や催告、個別訪問などを続けてきた。このうち、142世帯が滞納分を納付、残り142世帯のうち115世帯も分割による納付を約束した。その後、督促や個別訪問などに応じない6世帯については昨年11月8日付で支払督促予告を発送。以後も納付に応じなかった2世帯に対し、今回申し立てに踏み切った。
市収納課は「規範意識の低下、払わなくてもよいという考えが未納や滞納の原因と思われる。額は少ないが、公平感を保つためには大事なこと」としている。
道内では留萌市が02、03年度の計12件について同様に申し立てている。また、道学校給食研究協議会は公立小中学校長や学校給食センター長らで組織する学校給食費未納対策専門委員会を設置。昨年7月には道教委に対し、法的措置も含む方策などをまとめた報告書を提出している。
提供 - 函館新聞社
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