ドック跡地、岸壁改修工事スタート
update 2008/2/10 13:55
函館港・弁天地区(旧函館ドック跡地)の岸壁改修と周辺整備が9日、着工した。函館開発建設部と函館市による事業。旧ドック跡地には市が水産・海洋関連の研究機関を集積した「函館国際水産・海洋総合研究センター」の建設を予定している。函館国際ホテル(函館市大手町5)で同日、関係者ら約150人が出席して記念式典を開き、くす玉を割るなど着工を盛大に祝い、工事の成功を祈った。
海洋総合研究センターは、市が進める国際水産・海洋都市構想の研究拠点施設。官民の研究機関や研究者を集め、世界的な水産・海洋の学術研究都市を目指す。
記念式典で大寺伸幸函館開建部長は「科学技術の高度化、新産業の創出など地域産業に大きく寄与する拠点整備に全力で取り組みたい」、西尾正範函館市長も「地域の振興発展に重要な国際水産・海洋都市構想実現に向け、研究機関の集積などを積極的に進めていきたい」と式辞を述べた。松島みどり国土交通副大臣が「函館が水産・海洋都市として輝き、観光面でも北海道の玄関口としてますます発展するよう期待したい」とあいさつした後、中川義雄参院議員が祝辞を述べた。
各担当者が港湾計画と岸壁整備の事業概要を説明。着工セレモニーでは、松島副大臣の合図で重機が現地でくわ入れする様子がスクリーンに映され、関係者らがくす玉を割って着工を祝った。
岸壁整備は同センターや函館港に寄港する国内外の調査・練習船を集約し、係留するのが目的。場所は同地区の旧ドック跡地の東側で延長250メートル(水深6・5メートル)、同210メートル(同5・0メートル)。2011年度の完成を目指す。これに併せ、函館市が緑地帯や道路整備を行う予定でこれらを含めた事業費は約30億円。
提供 - 函館新聞社
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