仲間作り 積極的に…移住者交流会
update 2008/2/7 17:08
本年度2回目の移住者交流会(函館市、北海道コンシェルジュ主催)が6日、市地域交流まちづくりセンターで開かれた。函館に移り住んだ人と、移住者を支援する市民ら約50人が出席し、函館の印象や長所、短所などについて自由に意見交換。移住者の受け入れ態勢整備や、移り住んだ人は地域行事などへ積極的に参加することが大切であることを確認した。
5班に分かれ、移住アドバイザーと市、コンシェルジュの職員が進行役を務めた。移住した市民が、実際の生活で感じたこととして「都会と違い何事も緩やかな街で、高齢の身には過ごしやすい」「車の運転マナーの悪さは問題」などの意見が相次いだ。
移住後に友人や知人を作ることに苦労した体験談も多かった。ある女性は「高齢者大学で思い切って隣の人に話しかけたら、偶然にも仲良くなれた。その方は今では私の席まで用意してくれている」と述べた。
これを受け、移住アドバイザーの男性は「函館市民はもともと口が重いところがある。ただ、さまざまな人との出会いがあり、自分から積極的に行動しないと溶け込めない」とアドバイスした。
函館出身で、東京から戻って15年以上たつ80歳の女性は「自分は函館人。とてもいい街で、移り住んだ人が何かで困ったとき、人の輪で助けることが大切」と述べた。
こうした声に対応し、市とコンシェルジュは、今回の参加者に移住アドバイザーになってもらいたい考え。市の定住促進事業を担当する藤田秀樹企画部参事が就任を要請し、「函館のPRや移住希望者との相談、移住後の支援などをお願いしたい」と述べた。
提供 - 函館新聞社
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