桧山スケトウダラ漁終了…前年並みの水準に
update 2008/2/7 17:08
【江差】昨年11月に解禁された桧山沿岸海域のスケトウダラ漁は、11月からの累計漁獲量が4932トン(対前年比6・5%減)、水揚げ額は11億1508万円(同5・5%減)と、2006年度とほぼ同水準の漁獲を確保して今季の漁を終えた。桧山支庁がこのほど実績をまとめた。
桧山沿岸では資源減少や海水温上昇などの影響で、ストソウダラの漁獲量減少が続いてる。本年度は解禁以降、低調な漁模様が続いたが、12月下旬から乙部町を中心に漁獲が回復した。しかし、1月以降は再び落ち込み、過去20年間で最低の漁獲だった06年度を上回ることができなかった。
実績をひやま漁協(乙部町)の支所別にみると、管内最多の漁獲がある乙部は2448トン(同6・8%減)、5億7496万円(同6・6%減)で、当初の目標としていた5億円台を確保した。熊石(八雲町)は1123トン(同6・7%減)、2億6335万円(同3・7%減)だった。
江差は767トン(同26・6%減)、1億5516万円(同27%減)と、量・金額ともに大きく減らした。上ノ国は592トン(同48・7%増)、1億2161万円(同54・8%増)で、4支所の中で唯一漁獲を伸ばした。上ノ国沖では、例年を大きく上回る規模で魚群が分布したことが要因で、漁業関係者は分布の変化に注目している。
今季の1キロ当たりの平均価格は226円(同1・06%増)で、ほぼ前年並み。一方で1月下旬の平均単価は183円(同40・2%減)と大きく値を下げた。生鮮出荷は、総水揚げの約34%に当たる1691トン(同1・2%増)が韓国などに輸出され、国内向けは4・2トン(同51%減)だった。
提供 - 函館新聞社
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