ロシア極東大函館校、就職希望の学生が全員内定
update 2008/2/6 14:04
ロシア極東国立総合大学函館校(イリイン・セルゲイ校長)の今春卒業する全学生の進路が決まり、就職希望者6人は例年より早い12月までに全員が内定を得た。ロシアの経済成長に伴い、交易でのロシア語需要の高まりが背景にあり、同校は「高い語学力を武器に、きめ細かな就職指導で学生の就業意欲が強まり、内定につながった」と喜んでいる。
同校によると、好景気のロシアへ進出する日本企業が相次ぎ、東京や名古屋の貿易、物流関連の商社から求人が増加。ロシア語が堪能な即戦力となる人材が求められているという。
同校では本年度から求人や企業の情報提供、就職相談の拠点となる「キャリアサポートセンター」を校内に整備し、就職支援を強化。小規模校の利点を生かした個別指導などが実を結び、昨年に引き続き希望者全員が就職を決めた。
本年度の就職希望者は2年制の学生2人、4年制が4人。このうち4人(2年制1人、4年制3人)が函館市内の物流会社などに内定した。小笠原雅事務局長は「学んだことを生かせる就職先が少ない函館で、4人も内定したのは異例」と話す。
ただ、ロシア語を話せる人材の需要が高まる一方、同校の学生数が求人より少ないのが悩み。小笠原事務局長は「今後もさらに高度な語学力と就職試験を勝ち抜く総合力の育成に力を入れたい」とし、高就職率を強みに学生確保につなげていきたい考えだ。
提供 - 函館新聞社
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