市長、議長へ質問状 市長選の公平公正、西尾前助役招致せず
update 2007/3/14 13:09
函館市議会の議会運営委員会(能川邦夫委員長)が13日開かれ、政治倫理について協議した。法律で認められない市街化調整区域への老人ホーム建設をめぐり、市長が再検討を指示したとされる問題について、総務、福祉、都市建設の3部長と保健所長が委員の質問に答えた。
一連の問題は本会議の3氏による一般質問で平行線をたどり、同日の議運でも明確な進展はなかった。丸尾隆子氏(共産党)が疑惑の追及や真偽の確認のため、井上博司市長と福島恭二議長の出席要請と、問題を提起した西尾正範前助役の招致を求めた。
市長と議長の出席について能川委員長は、これまでの経過から追及と否定に終わることが考えられるため、文書で質問事項を送り、回答をもらうことを提案し、賛成多数で合意。西尾前助役の招致については、共産党を除く8会派が「西尾氏が市長選への出馬を表明しており、公平・公正な選挙を期するため、参考人招致は見送るべきだ」と判断した。
今回の市街化調整区域への老人ホーム建設が、市の開発審査会の付議基準に合致するかとの質問があり、野々宮勇都市建設部長は「基本的に許可基準に該当しないので、仮に申請されても不許可となる」と答えた。特例で認める場合は一定の要件を満たさなければならず、「市の福祉施策に支障を与えない」ことが要件。福祉部が「調整区域への建設は認めない」としているため、そもそも付議基準に合致しないという。
提供 - 函館新聞社
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