浜のかあさん料理コン、福島吉岡漁協女性部が最優秀賞

update 2008/1/31 10:37

  【七飯】漁業に従事する女性を対象にした「浜のかあさん料理コンテスト」(渡島支庁主催)が30日、七飯町の函館大沼プリンスホテル(西大沼温泉)で開かれた。管内の漁協女性部などから、珍しい海産物など地元産品を使った自慢の品々20点が出品され、ホッケのすり身を揚げた特製かまぼこに甘酢あんをかけた福島吉岡漁協女性部・福島地区のメニュー「海のなかまたち」が最優秀賞に選ばれた。料理専門家やホテル関係者も審査や試食に加わっており、渡島支庁は「ホテルのメニューなど商品化につながれば」としている。

 同コンテストは同支庁の本年度の独自事業「埋もれたお魚発見事業」の一環。共催の渡島地区漁協女性部連絡協議会(小林佳子会長)の主催する幹部研修会に引き続いて行われ、部員や関係者ら約200人が参加した。

 会場にはサメやコンブ、カキなど地元食材をふんだんに盛り込んだ多彩なメニューがバイキング形式で並べられ、「北の料理人」シリーズ(晶文社)の著者で道の食育コーディネーターなども務める貫田桂一審査委員長(ヌキタ・ロフィスド代表)のほか、審査員14人が1品ずつ味を確かめたり、見た目をチェックするなどしていた。貫田委員長は「思った以上に食材など地域性が出ていて楽しい」と話していた。

 約40分の試食審査の後、最優秀賞など受賞作品6点が発表された。今後、同支庁ではレシピ集を作成し、関係機関に配布してアピールし、観光業界の活性化に役立てる予定。

 コンテストに先立ち行われた「第43回渡島地区漁協女性部幹部研修会」では貫田さんが「道南の地魚で客を呼ぶ」と題して講演し、「規格外の魚でも調理して地域で売り出せば収入、雇用につながる。農業者と漁業者が『味のスクラム』を組んで地域の味を伝えて欲しい」などと話した。

 最優秀賞以外の受賞作品は次の通り。

 ▽優秀賞=昆布ゼリーとウニゼリー(福島吉岡漁協女性部吉岡地区)ナガヅカの蒲焼き丼(森漁協女性部)海苔とアワビの佃煮(長万部漁協女性部)▽特別賞=サメのともあえ(上磯郡漁協女性部)どんこのすり身汁(戸井漁協女性部)

提供 - 函館新聞社



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