函館にも「海の駅」 推進会議が発足

update 2008/1/31 10:37

 マリンレジャーの拠点となる「海の駅」を道内にも普及させようと、北海道運輸局、第一管区海上保安本部、道マリン事業協会などでつくる「北海道海の駅・マリンロード設置推進会議」(代表・門脇奏同協会会長)がこのほど、札幌市内で発足した。同会議には函館市内でマリーナ施設運営を手掛ける「一映マリーン企画」(港町1、和高弘武社長)をはじめ、小樽、室蘭、苫小牧市内の事業者4社も参加し、道内初の「海の駅」として3月下旬にも登録される予定。同社は「函館でもマリンレジャー振興のきっかけとなってほしい」と話している。

 同社では、陸・海上に約100隻のプレジャーボートなどを預かり、小型船舶などの操縦免許の取得もできる。近年は水上バイクを楽しむ利用者も多いという。

 同社の和高友宏さん(35)は「函館近郊の海は自然環境に恵まれている。敷居が高いイメージがあるが、ボートをレンタルして楽しむこともできる。市民にも魅力を知ってもらいたい」と話し、海の駅登録により、マリンレジャー普及や本州方面からの利用客増加の弾みになることを期待する。

 同会議事務局の道運輸局海事振興部(小樽)によると、道内は施設自体が少ないことや、マリーナ間の距離が離れすぎていることなどもあり、これまで海の駅が登録されていなかったという。同部は「各漁港や自治体、漁業者らにも理解や協力を得ながら、今後、ネットワークを少しずつ拡大していきたい」としている。

 同会議は3月下旬に第2回会合を開く予定で、今後の連携や地域活性事業などを検討する予定。

 海の駅は「道の駅」の海上版で、2000年に地域活性とマリンレジャー振興を目的に広島県内で設置された(国土交通省の登録は2002年)。現在、瀬戸内海や本州の太平洋側を中心に全国99カ所が登録されている。プレジャーボートやヨット利用者の休憩施設として、ビジターパース(一次係留設備)やトイレ、地域情報の提供機能を備えた施設を国交省が登録し、海上から気軽に立ち寄れる場所を提供している。

提供 - 函館新聞社



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