函館市、40歳代男性の4割肥満
update 2008/1/30 15:43
市立函館保健所はこのほど、老人保健法に基づく2006年度基本健康診査の受診状況をまとめた。男性が女性に比べてBMI(体格指数)25以上を指す肥満者の割合が高く、特に40代男性の肥満者の割合が約4割に達していることが分析の結果で分かった。肥満は生活習慣病につながる危険因子とされ、市は健康づくりの計画「健康はこだて21」でも40代の肥満防止を改善項目の重要課題に掲げており、働き盛りの40代男性に対する啓発のあり方が今後の課題になっている。
同健康診査は40歳以上を対象に自治体ごとに行っている。06年度は5万8540人の対象者のうち、1万3373人(男性4447人、女性8926人)が受診した。
受診者の総数に対する肥満者の数は、男性が1441人(32・4%)、女性が2092人(23・4%)となっている。
年齢別肥満状況をみると、男性の肥満者の割合は40代が43・5%(受診者359、肥満者156人)と最も高く、50代34・6%(同549人、同190人)、60代32・3%(同1671人、同539人)、70代31・3%(同1592人、同498人)、80歳以上21・0%(同276人、同58人)と続く。
女性の肥満者は70代が28・4%(同2117人、同601人)と多く、80代25・9%(同309人、同80人)、60代24・7%(同3125人、同773人)、50代20・0%(同2294人、同459人)、40代16・4%(同1081人、同177人)の順で、年齢が高くなるにつれて肥満の割合も高くなる傾向が分かった。
このほか、同保健所によると、中性脂肪が150以上の脂質異常症の割合も肥満症と同様の傾向で、40代男性の41・9%が該当者となっている。同異常症の割合は70代まで各年代とも男性が女性より高い数値となっている。
肥満者の70%以上が高血糖、高血圧、脂質異常症のどれかに該当していることも判明した。
提供 - 函館新聞社
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。