たこ焼き屋「蝦夷っ子」、本町市場にあす移転オープン
update 2008/1/30 15:42
鮮魚や野菜、精肉など多彩な店舗が並び、威勢のいい声が飛び交う函館本町市場(同市本町31)に31日、たこ焼き屋「蝦夷っ子」(二本柳晃店長)がオープンする。同店は昨年末まで27年間、中島廉売(同市中島町23)の露店として人気を集めてきたが、顧客の減少が続く中、心機一転、同市場に移転することにした。二本柳店長は「市民に親しまれるたこ焼き屋『蝦夷っ子』であり続けたい」と張り切っている。
90年初頭のバブル期には一日にたこ焼き1000個を売り上げていたが、近年ではスーパーなどに足を運ぶ客が増えた影響で、一日平均300個まで減少した。たこ焼き機に必要なプロパンガスや小麦粉など原材料の値上げも厳しさに拍車を掛け、頭を抱える日々が続いていた。
そんな中、今月初めに新店舗募集の同市場に足を運んだ際、その店舗が電車道路沿いの好条件であることを確認。「通行人や車が多く、市民の目につきやすい。こんなに恵まれた販売場所はない」と、長年の露店販売生活から一転、市場内への移店を決意した。
店は全て二本柳店長の手づくり。20年以上にわたり、露店で使用した黄色の看板「たこ焼・蝦夷っ子」も“健在”で、道路沿いに面しているため、ひときわ目立つ。たこ焼きに使うのは津軽海峡や噴火湾近海で獲れる「ヤナギダコ」で、「『水ダコ』よりも小さいが、うまみが凝縮していて最適」と話す。カツオやマヨネーズ、紅しょうがのトッピングは自由で、6個入り(270円)、10個入り(450円)、15個入り(600円)がある。60個以上は1個30円で販売するという。
営業時間は午前10時から午後6時(日曜、祭日は休み)。電話での予約受け付け可。予約や問い合わせは二本柳店長TEL090・2872・0141。
提供 - 函館新聞社
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