函中部など4校普通科で1.5倍…公立高校出願状況

update 2008/1/29 18:42

 道教委は28日、2008年度の公立高校入試の出願状況を発表した。道南の全日制普通科の倍率は市立函館、函館中部、函館稜北、七飯がいずれも1・5倍の高倍率となった。職業科では大野農業の食品科学科が2・6倍と突出し、函館商業の情報処理科、函館水産の水産食品科が続いている。た桧山管内はすべて定員割れとなり、渡島管内の定時制も軒並み定員を下回った。

 募集定員と出願者数合計は、渡島管内の全日制が2760人に対して3321人、平均倍率は前年度と同じ1・2倍。桧山管内は400人に対して287人、平均倍率は前年度比0・1ポイント減の0・7倍となった。渡島管内の定時制は240人に対して90人で、平均倍率は同0・1ポイント減の0・4倍だった。

 推薦枠が人気だったのは募集64人に対して140人が出願した市立函館と、同40人に75人が出願した函館稜北。市立函館の森武校長は「推薦出願者が多かったのは何が何でも市立函館に入りたいと考える生徒が多い表れ。うれしい半面、たくさん不合格にしなければならないのはつらい。あきらめず再出願で受験してほしい」としている。

 10年度から募集を停止する予定の木古内高校は前年度と同じ倍率を維持。定員が半減して40人となった熊石と上ノ国の倍率は若干上昇したものの、どちらも0・7倍にとどまった。

 職業校は同じ学校でも科ごとに片寄りがあり、大野農業では4科中3科が定員割れで、食品科学科に出願が集中した。米田敏也教頭は「販売実習などで、知名度が高まっているのではないか」とみている。

提供 - 函館新聞社



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