渡島広域市町村圏振興協、第5次計画の策定進む

update 2008/1/27 18:28

 渡島管内11市町で構成する渡島広域市町村圏振興協議会(会長・西尾正範函館市長)の第5次長期計画の策定作業が進んでいる。2008年度から10年間の計画で、道と協議しながら作成作業を進めている。このほど函館市内のホテルで各市町の民間代表による懇談会を開き、素案に対する意見を出し合った。新幹線時代に対応した交通アクセス整備や広域観光など、寄せられた意見を計画案に反映し、年度内の策定を目指している。

 同協議会事務局の函館市地域振興室によると、長期計画は序論、基本構想、基本計画で構成し、素案で基本構想の将来像を「新幹線とともに輝ける未来へ〜人々が躍動し魅力あふれる渡島〜」とした。

 この将来像を受けて▽新幹線の開業を最大限に生かした地域づくり▽地域の個性を生かした活力と創造性に満ちた産業の振興―など5つの目標を掲げ、目標ごとに施策の大綱を並べた。基本計画では主な施策を体系的に記す方針。

 このほど開いた第5次渡島広域市町村圏計画懇談会は、各市町の産業界代表が委員となり、素案に対する意見を述べた。水産、農業、観光、国際交流、町内会、保健・医療・福祉など各分野の代表がそろい、七飯町の北海道大沼国際交流協会理事、山川俊郎さんが座長を務めた。

 北海道新幹線とともに発展していく渡島の将来像を踏まえ、委員からは▽交通アクセスの整備▽並行在来線の問題解消▽青函交流の推進▽広域観光をはじめとする各種産業の振興―などの意見が提出された。

 これらの意見を可能な限り反映させ、道と協議しながら計画案の策定作業を進めている。道は道内20の広域行政圏で同様の長期計画策定を求めており、道南では渡島と檜山広域行政組合が振興計画を策定する。

 同振興協議会事務局は「各市町の長期計画と整合性を図り、今年度内をめどに協議会で成案化を目指す。長期計画策定を受けて、具体的な3年間の実施計画を08年度から、毎年ローリングしながら作っていく」と話している。

提供 - 函館新聞社



前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです