「愛」テーマに「三線」奏でる…29日に環境考えるイベント 函館出身・堀内さん出演

update 2008/1/26 14:04

 地元の音楽家らが共演し、「愛」をテーマに地球環境や自然の大切さなどを考えるイベント「ONE(ワン) vol・2」(実行委主催)が29日午後8時から、函館市戸倉町30のNyahbinghi(ナイアビンギ)で行われる。函館出身で、現在は沖縄県那覇市で沖縄の楽器「三線」を勉強中の堀内加奈子さん(30)も出演、三線の包み込むような独特の音色を披露する。

 アースデイ函館実行委とNPO(民間非営利団体)おしゃまんべ夢倶楽部が協力。オーストラリア先住民(アボリジニ)のマーキー・ジョモラさん(千葉県在住)がゲスト出演し、ユーカリの木を使用した木管楽器「イダキ」で同民族の伝統音楽を奏でる。

 堀内さんは三線奏者の大城美佐子さんに2001年から師事し、現地の方言をはじめ、奏法や伝統曲を習得し、弾き語りを繰り広げている。堀内さんは「温かい三線の音色をぜひ聞いてほしい」と話している。

 このほか、函館市内で活躍するアルトサックス奏者の大矢内愛史さんやギター奏者の磯部昌孝さんら計8組の奏者もステージに立ち、さまざまなパフォーマンスで来場者を楽しませる。会場には生活用品などの手づくり小物を販売するフリーマーケットやスープカレー、駄菓子などの屋台も並ぶ。

 チケットは前売り2000円、当日は2500円でともに1ドリンク付き。函館市末広町14の「そばだいにんぐCOCOLO(こころ)」など市内12カ所で取り扱い中。実行委の藤田智子さんは「音楽を通じて自然や人のつながりを感じ、テーマの『愛』について考え、優しい心をはぐくんでもらえる機会になってくれれば」と来場を呼び掛けている。問い合わせは藤田さんTEL090・3391・9078。

提供 - 函館新聞社



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