返送・相談 1割足らず…ねんきん特別便
update 2008/1/26 07:11
公的年金の加入記録を確認してもらう「ねんきん特別便」の渡島・檜山管内の郵送分は約2800件(21日現在)に上るが、うち回答を返送したり、窓口に相談に訪れたのは214人と全体の1割に満たないことが、函館社会保険事務所(函館市千代台町26)の24日までの調べで分かった。特別便は記録漏れの可能性の高い人を優先して送っており、記録訂正には自主的な申請が必要。同事務所は「内容を点検して返送するか、不明な点や修正は相談してほしい」と呼び掛けている。
特別便は基礎年金番号に結びつかず、「宙に浮いた」状態の年金記録約5000万件の持ち主を探す目的で社会保険庁が実施。郵送された加入記録を確認し、間違いがなければ「確認はがき」、あれば「照会票」などを返送するか保険事務所に持参して手続きすることになる。昨年12月から3月までは持ち主の可能性が極めて高い約850万人を対象としている。
同事務所によると、両管内で訂正を申し込む「照会票」を返送したのは10人、窓口を訪れたのは204人。窓口相談のうち、確認はがきの持参は34人、照会票の持参は155人、何も持たずに訪れたのは15人だった。
同事務所では特別便の郵送後、専用相談ブースを2つ設け、第2のみだった土曜日の開庁を毎週に増やして対応。新栄收所長は「間違いがなくても回答を返送し、訂正の場合は空白期間の職歴などを確認して申請してほしい」と話している。特別便に関する問い合わせなどは専用ダイヤルTEL0570・058・555。
提供 - 函館新聞社
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