支庁統廃合に断固反対 意見書を全会一致で議決…江差町議会
update 2008/1/26 07:10
【江差】江差町議会は24日の第1回臨時会で、道の支庁制度改革は地域の崩壊をもたらすとして、道が昨年公表した「新しい支庁の姿(原案)」に断固反対するとした意見書を全会一致で議決した。意見書は高橋はるみ知事、釣部勲道議会議長らに提出する。
意見書は(1)桧山支庁存続と権限機能強化を求める(2)市町村合併や道州制が進んでいない状況での支庁制度改革は時期尚早だ(3)桧山管内の基幹産業である農林水産業の振興に向けて、支庁の関係部署の堅持と充実を図るべき―などの内容。臨時会では、同趣旨の決議も全会一致で可決した。
支庁再編への反対理由については「支庁再編は地域間格差の是正に逆行し、都市偏重型社会を目指すもの。経済基盤が脆弱(ぜいじゃく)な檜山地域にとって、光明を与えるものは何も無い。拙速な改革には断固反対する」としている。
町議会は今後、支庁廃止が予定されている日高管内浦河町など3市町議会と連携して、2月4日に行われる道議会道州制・地方分権改革等推進調査特別委員会の支庁再編をめぐる集中審議に議員団を派遣するなどして、道側に徹底抗戦の意志をアピールする考えだ。
議事では、道路特定財源の維持と現行税率の維持を求める意見書も可決した。臨時会は、根室市で開かれた支庁再編をめぐる道の地域意見交換会に町議4人を派遣したため、8人の出席で行われた。
提供 - 函館新聞社
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